承継

  • 2017.06.27 Tuesday
  • 14:54

先週、ある会社から事業承継に関わるご相談を受けました。詳細は控えさせていただきますが、親子間の事業承継において、それぞれが大切にしなければならないことについて、改めて考えさせられました。

 

譲る側はまず、「いつまでもその舞台に立ち続けることはできない」ことを自覚した上で、「自分とは異なる個性と能力を持つ者を認め、受け容れる」ことを強く意識する必要があります。

 

今回のご相談においても、創業者であるお父様は、自分の思い通り動いてくれないことを嘆き、二言目には「あんな奴には譲れない」と憤られるばかり。

 

そんなお父様の愚痴ボヤキをお気の済むまでお話しいただいた上で、私からは「まずは、生まれてきてくれた時の喜びを思い出してください。その上で、これまで一緒に暮らしてきた中で感じるよいところを100個挙げてみて下さい。足りないところを挙げたら、切りがありませんよ」とお伝えしました。

 

一方で譲り受ける側は、「継ぐことができるものを残してくれた」ことに心から感謝した上で、「まずは創業以来の歴史と、これまで大切にしてこられたものを知り、守るべきものは守る」こと意識しなければなりません。

 

後日、ご来社になった後継者の方も、お父様の考え方の古さをことさらにあげつらえ、時代錯誤を嘆くばかりで、預かったものへの感謝の気持ちが感じられませんでした。

 

そこで彼には、「反論する前に、まず「はい」と返事をすること。その上で、なぜそう考えるのかを冷静に聴くこと」と諭した上で、ご家族と一緒に年表つくりをすることをお勧めしました。創業社長の場合、それ以前からの経緯を知っているお母様と一緒に作られる価値は大きいものです。

 

そしてその年表つくりの中から、今預かろうとするものが、どれほどの苦労の上に成り立っているのかを知ることで“感謝”の心を、その歴史の中で「これがあったから当社が今あるのだ」と思えるものを知ることで“信用”の礎を感じることができるようになるものです。

 

いずれにしろ事業承継での揉め事は、どちらか一方に責任があるということはありません。譲る者、譲られる者の双方が、自らの問題に目を向けることから問題解決が始まります。

 

特に揉めてはいない方も、今回の話を参考に、今一度事業承継のありようを見直してみてはいかがでしょうか。

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    質問

    • 2017.06.19 Monday
    • 09:00

    人は、問題であるとはわかっていて、かつどうすればよいかも薄々気付いてはいるものの、行動に移すことができずにいる、ということが往々にしてあるものです。先日も、そんな社長とお会いしました。

     

    私は、そういう方に出会った時に、ある質問法を頭に浮かべながらお話をするようにしています。それは『SPIN話法』というものです。具体的には、次のような質問ステップを踏んでいきます。

     

    ○状況質問(Situation question)

    ・まずは近況などをお聴きする。

    ○問題質問(Problem question)

    ・近況の中から、現在どのような問題を抱えていらっしゃるのかの仮説を立て、その仮説を立証するための質問をする。

    ○示唆質問(Implication question)

    ・特定された問題が引き起こす影響について質問する。その問題を放置することで、どれだけの影響を及ぼすかに気付いてもらう。

    ○解決質問(Need-payoff question)

    ・どうすればその問題が解決できるかを質問する。答えは既に相手の頭の中にあるもの。それを引き出し、解決に向けての動機づけをする。

     

    特に大事なのが、3つ目の『示唆質問』です。結局、「気付いているのに、何も行動を起こさない」のは、その問題を放置することの影響にまで想像が至っていない、ないしは想像することから逃げている状態であることが多いものなのです。

     

    一方で、「問題だ」「何とかしなくてはいけない」と口にされるものの、『示唆質問』に対して、それほどの危機感が伝わってこない場合もあります。その場合私は、話をすることを断念します。詰まるところ、本人に解決する意思がないからです。これはお互いにとって、時間の無駄と言えるでしょう。

     

    逆に、問題放置の影響を明確にイメージできた瞬間、物事が動き出すということは多いものです。今回の社長もそのケースで、わずか30分の面談の後、直ぐに幹部の方に問題解決に向けた指示を出されました。まさに『示唆質問』の成果であったと思います。

     

    皆さんの周りで、問題解決に向けてくすぶっておられるような方がいらっしゃったら、ぜひ『SPIN話法』を頭に思い浮かべながらお話ししてみてください。もしかすると長いトンネルを抜けるきっかけになるかもしれません。ご自身の問題も含めて・・・

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      • 2017.06.12 Monday
      • 09:00

      先日、1年ほど前に社長が急逝され、親族に後継者がいらっしゃらなかったため、思いがけず会社を承継された方にお会いしました。

       

      突然の承継であったためにかなり苦労され、お話をお聴きすればするほど、早い事業承継対策の必要性を改めて感じさせていただきました。

       

      承継のご苦労話を一通りお聴かせいただいたのち、今後の課題に話が移ったところで、少し雲行きが怪しくなりました。将来構想に関わる話はほとんどなく、その話の大半が、既存社員への不平不満だったのです。

       

      そもそも亡くなった先代はワンマン気質で、「俺についてこい」タイプ。その上、人の話に耳を傾けることが苦手だったようで、結果として、社員の不平不満の対象となり、変な話ですが、それが社員の団結力をもたらしていたのだとか。

       

      ところがその“敵”がいなくなった途端、「その矛先が自分に向いてきた」と言われるのです。そして、その後は、延々と自分の不遇と社員の至らなさを語られることになりました。

       

      しかしよくよく話を聴いてみると、どうも原因はその新社長にあるようでした。先代のリーダーシップしか知らない彼は、いつの間にか先代と同じ言動を繰り返すようになっていたのです。先代と同じ仕打ちを受けるのは、ある意味、仕方がないことだと思えてきました。

       

      そこで彼には、「先代に対して、どんな言動を求めていましたか?」と、「これ以上ありません」と言われるまでお聴きしました。その内容をメモに取り、「ご自身でできていることに○をつけてください」とお願いしました。

       

      最初は、「全部できてます!」と強弁されていましたが、「ひとつずつお願いします」と促すと、ペンは止まり、みるみる顔が赤く染まっていきました。

       

      「今できていないことは仕方がありません。だって見本がいなかったんですからね。でも、だから今のままでいいということにはなりません。今あなたは理想の社長像を描くことができました。だったらあなたが見本を創っていきましょう。承継問題は多くの人が絡みますから、多くの苦労があったのだと思います。でもこれは自分だけでできることです。あなたなら必ず乗り越えられますよ。」

       

      「やってみます」と言われるその言葉には、戸惑いながらも「やらなければいけない」という決意が伺われました。

       

      人は鏡です。相手に映る不平不満は、自省に活かさなければなりません。その上で理想を明らかにし、自らが鏡となってその理想を映し出す。そういう取り組みの繰り返しが必要なのだと思います。

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        約束

        • 2017.06.05 Monday
        • 09:00

        先週「段取り力の達人」というテーマでお話しする機会がありました。今日はその内容について、少しお話しさせていただきたいと思います。

         

        このセミナーでは、私がこれまで出会ってきた段取り力の高い人に共通する習慣を、“段取り力の達人6か条”と銘打って、紹介しました。その内容は、以下の通りです。

         

        一.業務発生段階で段取りする。

        二.準備業務は、できるだけ早いタイミングでスケジューリングする。

        三.漏れなく“ToDo”に落とし込む。

        四.報告書を記載する。

        五.定型化・標準化する。

        六.“自分納期”を守る。

         

        お話ししたすべての内容をお伝えするには紙面が足りませんので、今回は「六.“自分納期”を守る」について解説します。それ以外の内容については、6月22日にみよし会主催で開催される、千年経営研究会の月例会で詳しくお話しします。ぜひご参加ください。

         

        人は、他人との約束は何とか守ろうとするものです。一方で、人との約束さえも守らないようでは、まともな仕事などできるはずがありません。

         

        問題なのは、自分との約束、即ち「自ら決めたことを必ずやりきる」ことにあります。

         

        自分との約束を守ることは、本当に難しいものです。何よりも口にしていなければ、誰も知らない訳ですから、人から見れば、約束そのものが存在しません。また、守らなくても、誰も文句を言いませんし、誰に迷惑を掛けるわけでもありません。仮に自分との約束を守らなかったことで問題が生じたとしても、それは自分の責任であり、自分で何とかすれば済むこととも言えます。

         

        しかし、その約束を自分と交わしたということは、そこに何らかの理由があったはずです。その理由となっていることが未遂に終わる訳ですから、実施していたら得られたはずのものが得られず、または何らかの損失が生じていることになります。

         

        何よりも「自分を裏切った」その罪悪感は、徐々に自分に対する信頼を失わせ、さらに自分との約束を破ることに何の抵抗も躊躇いも感じない人間になっていってしまいます。とても恐ろしいことなのです。

         

        “自分納期”を守る。

         

        とても難しいことですが、「まあいいか?」と感じたときに「いやいや、ダメだ!」と心奮い立たせる習慣を身につけたいものです。

         

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          らしさ

          • 2017.05.29 Monday
          • 09:00

          皆さんには今、「したいけど、できない」というようなことはありませんか?先週は、そのような悩みを抱えていらっしゃる方に多く出会いました。

           

          「したいけど、できない」理由には、大きくは3つの理由があります。それは「したい」ことが固まっていない、または「したい」ことを実行に移すだけの意思が固まっていない、そして「できない」理由を潰しきっていないことです。

           

          「できない」理由には、概ね8つあります。「人がいない」「時間がない」「金がない」「ノウハウ・技術がない」「設備がない」「情報がない」「協力者がいない」「前例がない」です。どうでしょう。皆さんもこのような理由で、「できない」と思っておられることはありせんか?

           

          しかしこれらはいずれも、「解除できるできない理由」です。人がいなければ採るか、育てればいい。時間がなければ作ればいい。金がなければ作るか、借りてこればいい。ノウハウ・技術や設備がなければ買えばいい。情報がなければ取りに行けばいい。協力者がいなければ頭を下げればいい。前例がなければ新たに作ればいい。

           

          「それができれば苦労はしない」といった声が聞こえてきそうですが、その「できない理由」も、必ず解除できるものです。「それができない」のは、結局のところ「したい」ことに対する思いが、「できない理由」を潰すほど強いものではないだけです。それが、「実行に移すだけの意思が固まっていない」ということです。

           

          さて「したい」ことが固まっていないのは、どうしてでしょうか。その理由もいくつかありますが、何よりも大事なのは“自分らしさ”ではないかと思います。世の中にはさまざまな“常識”があります。いろいろとアドバイスしてくれる方々がいらっしゃいます。しかしそれは、あくまでも“外”の世界です。しかし「したい」のは私の“中”の世界。このギャップが、「したいけど、できない」を生んでいるのだと思います。

           

          よって現状を打破するためには、“自分らしさ”を見出すことが必要です。そのために、ぜひやっていただきたいことが2つあります。

           

          まずは、“内観”です。自分自身のこれまでの人生を振り返り、どんなときに“幸せ”や“自分らしさ”を感じたか、深く、深く心の中を探っていくのです。具体的にはカードやメモを使って、書き出していかれるとよいでしょう。

           

          しかし、自分の顔が見えないように、自分という存在を見詰めることは、なかなか難しいものです。そこで必要なのが“鏡”です。ぜひ身近な人の声に耳を傾けてみてください。アドバイスを受けるのではありません。アドバイスは、あくまでもその方の個性や経験・生い立ちから見出された、その方の考えです。そうではなく、自分がどう見えているかを素直に聴くのです。意外な自分を発見できるかもしれませんし、内観の結果得られた“自分らしさ”に、確証がもてることもあるでしょう。いずれにしろ、人の目というものは、意外に精密なものです。

           

          “内観”と“傾聴”。迷った時にはぜひ実施していただければと思います。

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            • 2017.05.22 Monday
            • 09:00

            先週、「管理者研修」なるものを受講してきました。同テーマの研修は久しぶりで、少し初々しい気分になりました。

             

            また

             ・人間は、無意識の内に相手に合せるもの。フレンドリーに接すれば、フレンドリーな関係が築ける。

            ・「どう思われて死にたいか」を明確にすれば、どう生きるべきかがおのずと見えてくる。

            ・「できること」と「したいこと」と「求められていること」、人によって重要視するものは異なる。

            ・脳は空白を埋めようとする。だから人は目標を掲げれば、現状とのギャップを埋めようと動き出す。

            ・理想と現状のギャップを埋めるためには、自分のできることに制約されず、あらゆる資源を検討する。

            など、多くの気付きを得ることができました。やはり学ぶことは、いくつになっても必要なことだと、改めて感じました。

             

            中堅・中小企業では、たとえば新入社員の育成を多少怠ろうとも、会社が傾いたり、倒産の憂き目にあうようなことに直結することはありません。しかし、意思決定がトップに集中していますから、トップが自己成長の機会を設けなければ、それは最悪のシナリオが訪れるのを座して待つようなものです。またそのトップを支える経営幹部も同様です。よって中堅・中小企業では、

             

            「トップならびに経営幹部は不断に学び続ける必要がある」

             

            と認識しなければなりません。

             

            また、ときどきに行われる研修や勉強会に参加することも大事ですが、それ以上に大切なのが、“師”をもつことです。

             

            ありがたいことに私は、社内においても「この人のおかげで今の私がある」と思える方が3人います。その中の一人、創業者の佐藤澄男は既に亡くなってはいますが、今でも何かに迷い悩んだとき、その判断基準を心の中の佐藤に問い掛け、教えを乞います。その答えに従っている限り、私は私で居続けることができるのです。

             

            さらに社外にも、今の私を創ってくださった方がいらっしゃいます。もしかするとその方たちは私のことを弟子だとは思っていないのかもしれません。しかし自分自身のこの“師”の認識こそが大切で、そういう方を持つことは、常に意思決定をし続けていかなければならない経営者ならびに経営幹部には何より必要なものなのです。

             

            是非皆さんも“師”を求めてください。一人である必要はありません。逆に、それぞれに専門がありますから、多くの“師”を求められることをお勧めします。“師”の存在は、何よりの心の安寧をもたらすと共に、正しい意思決定への道標となるのです。

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              改革

              • 2017.05.15 Monday
              • 08:00

              先日、『働き方改革』に関するセミナーを受講してきました。

               

              昨年12月26日に、厚生労働省の長時間労働削減推進本部が「過労死等ゼロ」緊急対策を発表し、違法な長時間労働を許さない取り組みの強化について、新しいガイドラインによる労働時間の適正な把握を徹底することを求められることになったそうです。

               

              働く側についても、「長時間労働は“悪”」との認識が当たり前となってきているようです。日本生産性本部が実施した「2016年度新入社員意識調査」によれば、「残業が少なく、平日でも自分の時間を持て、趣味などに時間が使える職場」を好む新入社員の割合は、じつに81.1%に上るそうです。2014年には70%を切っていたそうですから、この2年間における意識の変化は、相当なものがあるといえるでしょう。

               

              さらには、少子化による労働人口の減少と相俟って、これまでの仕事の仕方で、同じ量の仕事をこなすことができなくなってくることは、間違いないでしょう。まさに『働き方改革』が必要であることがよくわかりました。

               

              一方で私はお話をお聴きしながら、「働きたくても働けない時代がやってきた」という感覚を覚えました。『働き方改革』とは、“働きたい欲求”を“働ける時間”の中で実現するために、「仕事の仕方そのものを改革すること」と感じたのです。

               

              そしてそれはまさに“改善”レベルのものではなく、抜本的に“改革”するという意識で取り組まなければなりません。

               

              私はコンサルティングを依頼される際、「せめて3〜5%くらい改善したい」というご要望に対して、「すみません、私の力では無理です。倍(半分)にすることはできますけど・・・」とお答えします。

               

              3〜5%程度の改善とは、今の仕事の仕方の根本的な部分を変えずに行うことを前提とした要望であることが多いものです。今の仕事の仕方を変えずに3〜5%改善するとは、多くの場合、労働密度の増加を意味しており、相当ストレスフルな状態になる可能性が高いものです。

               

              しかし倍、ないしは半分にしようとすれば、今の仕事の仕方では到底無理で、抜本的な改革が求められることになります。『働き方改革』においても、まさにこのような考え方が必要です。

               

              このセミナーをお聴きして、『働き方改革』が待ったなしの時代になったことを痛感しました。皆さんもこれを機に、仕事の仕方そのものを見直されては如何でしょうか?

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                生産性

                • 2017.05.08 Monday
                • 09:00

                皆さんはこのゴールデンウイークをどのようにお過ごしになられましたか?今日は、気が緩みがちな連休明けに、生産性向上に関するお話をしたいと思います。

                 

                現在私は、会計事務所の生産性向上のお手伝いをさせていただいています。その中で、成果を上げていらっしゃる事務所で取り組まれている内容をご紹介しましょう。

                 

                第一に、「勤務時間を制限する」ということです。特に「退勤時間の厳守」は必須です。当社も以前は“不夜城”と呼ばれていました。そのような状態は、工夫の創出を阻み、かつ働いていることそのものに満足してしまう悪しき風土を生んでしまうとの認識が必要です。

                 

                現在当社では「21時退勤」「残業時間月42時間(繁忙期は80時間)以内」を徹底しています。この状態が実現できるようになるには3年ほど掛かりました。それほどまでに“働き方改革”というものは、一筋縄ではいかないものであると認識する必要があります。それほどの覚悟をもって取り組んでいただきたいと思います。

                 

                第二に、「品質基準を明確にする」ということです。製造業では“製品品質”が明確ですから、比較的生産性が高いものですが、特にサービス業ではそれが不明確であることが、生産性向上を阻害する最大の要因の一つであるといえます。一方で製造業でも“業務品質”については意外に手つかずであることが多いものです。

                 

                ときに“標準化”を否定する方もいらっしゃいますが、やはり標準は必要不可欠です。標準を明確にし、徹底して訓練し、その上で見直すべきは見直す、その繰り返しの中で“業務品質”は高まっていくものなのです。

                 

                最後に、「マイルストーンごとの納期を設定する」ということです。ここでいうマイルストーンとは、最終ゴールに至るまでの「同一対象者・同一タイミング」で行う一塊の業務単位と考えていただくとよいでしょう。その単位ごとに納期を定め、予実管理をするのです。最終納期を迎えて「できませんでした」では話になりません。最終納期の達成は、マイルストーンごとの納期達成の延長線上にあります。

                 

                第一に掲げた時間制限同様、納期を設定することによって、働く意識も変わっていきます。創意工夫が生まれる土壌ができるのです。

                 

                どうしても気持ちが緩みがちになる連休明けに、一度「自社の生産性を高めるためにどうしたらよいか」という課題にチャレンジされてはいかがでしょうか?

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                  心情

                  • 2017.05.01 Monday
                  • 09:00

                  先日、久しぶりに夫婦水入らずで京都のお寺さん巡りに行ってきました。ほぼ思い付きの旅でしたが、ちょうど「春の特別公開」期間中ということもあり、普段はお目に掛かることがない庭園や堂内を拝見することができ、とても有意義な一日となりました。

                   

                  「春の特別公開」の内容はこちら

                  ⇒ https://kanko.city.kyoto.lg.jp/feature/harutokubetsu.php

                   

                  特によかったのは「仁和寺」と「銀閣寺」でした。仁和寺では日頃は非公開の国宝の「金堂」と「阿弥陀三尊仏像」などの名宝、そして銀閣寺では足利義政公が住まわれたという国宝「東求堂」などが公開されていました。ただ私は、いずれも特別公開されているものよりも、庭園の美しさに魅了されました。

                   

                  両寺共に一度は訪れたことがある先なのですが、時期がよかったのか、それとも私の心情に何らかの変化があったのか、目に映るすべてが美しく、清らかで、自分の心も洗われていくように感じました。

                   

                  銀閣寺では、人の流れに逆らうことができず、ゆっくりと鑑賞することができませんでしたが、参詣者が少なかった仁和寺では、時間に縛られることなく、じっくりと拝観させていただきました。

                   

                  ただただ眺めるだけの時間の中でふと、「この庭のように美しくありたい、清らかでありたい」という心情が芽生えてきました。もちろん美しく、清らかなものを見ただけで、またはそう念願しただけで、それが実現できるわけもありません。

                   

                  ただその心根を持ち続ければ、そうではないものごとが一つずつ削ぎ落とされていくもののように思います。

                   

                  しかし人間の心情というものは実にはかないもので、直ぐにそのような“直心”(まっすぐな心)を見失ってしまうものです。よってその心情を思い出すためにも、定期的に古き善きもの、美しく清らかなものを見させていただく機会の大切さに気付かせていただきました。

                   

                  そして常に「美しくありたい」「清らかでありたい」という心根を失わないようにしたいと思います。

                   

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                    • 2017.04.24 Monday
                    • 09:00

                    先日、“業界の風雲児”と呼ばれるある会社に訪問してきました。ライバル企業と切磋琢磨しながらその業界の最先端を突き進み、その革新性と推進力には皆を唸らせるものがあるものの、「業界を軽視している」との噂をよく耳にしていた会社です。たまたまある方からのご紹介で御縁をいただき、事業でお互いに協力し合えることはないかを探るため、期待半分、好奇心半分でお伺いしてきました。

                     

                    今回の訪問でつくづく感じたのは、

                     

                    「人の噂をいくらかき集めても、真実に辿り着くことはできない」

                     

                    ということです。

                     

                    「業界軽視」の噂については、確かにこれまで、業界というものをあまり意識してこられなかったのは事実だと感じました。しかし現在は間違いなく業界全体を俯瞰し、その中において「自社にしかできない役割」を模索しておられることがよくよく伝わってきました。その姿勢は、当社の理念である“自利利他”に通じるものがあり、精神的な繋がりを感じることができました。

                     

                    一方で、

                     

                    「過去の常識に囚われていては、見えないものごとがある」

                     

                    ことも痛感させられました。「業界軽視」との噂のもう一つの側面は、「これまでの業界の常識から逸脱したものを受け入れられない」受信者側の問題を示唆しているものだと感じたのです。

                     

                    経営には、地に足をついて今の今を多面的に見つめる“虫の目”ももちろん必要です。それを怠れば、どんなに素晴らしいものであったとしても、受け容れられることは難しいものです。しかし一方で、将来を俯瞰し、全体を俯瞰して見る“鳥の目”も欠かすことができないもの。その両方を持たなければ成長・発展していくことはできない、そんなことを感じさせていただけた訪問となりました。

                     

                    皆さんもこれを機に、自分たちに必要な“虫の目”“鳥の目”とは何かを考え、その両目で自社を見詰め直してみてはいかがでしょうか?

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                      著者 亀井英孝

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