• 2018.06.25 Monday
  • 09:49

先日、「コミュニケーションの達人に育てる6つのポイント」というお題でセミナーの講師を務めさせていただきました。その際、受講生の方から、「嫌な客、鬱陶しい上司、言うことを聴かない部下に対しては、とても「コミュニケーションを取ろう!」という気持ちになれないのですが、どうしたらよいですか?」という質問を受けました。確かにその通りですよね。多くの受講生の前での質問で、とても素直で勇気のある方だと思いました。

 

この質問に対して、私は

 

「人は、縁のある人としか出会わない。それがたとえ“悪縁”であったとしても」

 

とした上で、まず“四苦八苦”の解説をしました。“四苦八苦”とは、「生」「老」「病」「死」という4つの苦に、

 ・愛別離苦:愛する人と別れ、離れなければならない苦しみ

 ・怨憎会苦:怨み、憎む人と出会ってしまう苦しみ

 ・求不得苦:求めるものを得ることができない苦しみ

 ・五蘊盛苦:5つの欲望が盛んで、尽きることがない苦しみ

を加えて八苦となります。

 

さて、先の質問者を苦しめているのは、“怨憎会苦”です。そもそも“四苦八苦”は、人間である以上、逃れることができないものです。やはり、「悪縁であっても縁は縁」なのです。そこは肚を括らなければなりません。

 

一方で、「いい人」ばかりに囲まれていたらどうでしょう。今の状況を変える必要などありませんから、今の自分を変える必要も、成長させる必要もありません。実は、思い通りにならない環境が、人に人間的成長をもたらすものなのです。よって、“悪縁”に出会ったら、「これで私は一層人間的に成長できる!」と喜ばなければなりません。そのような人と出会ったら、「ありがとうございます!」と深々と頭を下げるくらいでちょうどいいのです。

 

但し、ただ喜んでいるだけではいけません。

 

・自分が変われば相手も変わる。

・常に原因は自分にないかと反省すること。

・常に相手に良い影響を与えること

・常に相手に思いやりを持つこと

・常に相手に迷惑を掛けないようにすること

・常に相手との信頼関係を確立すること

・常に相手に自分の意思を伝えること

・常に相手に感謝すること

・常に甘えの精神を捨てること

・常にけじめをつけること。

 

これは私どもが毎朝唱和している『改善の前提』という当社社員の“行動指針”のようなものですが、まさにこのような心情で接することが大切です。

 

質問をいただいた方は、「そうですよね、逃れられませんもんね・・・」と諦めの言葉を漏らしつつ、「覚悟が決まりました!」と笑顔で帰っていかれました。

 

「“悪縁”こそ喜ぶ」素晴らしい人生を送るために必要な心情だと思います。

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    著者 亀井英孝

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