承継

  • 2018.12.17 Monday
  • 09:00

先週は、忘年会シーズンに突入したこともあって、懐かしい仲間との再会の機会が多くありました。

 

事業を拡大し、革新的な経営を認められて、多くの企業や大学などからの見学を受け入れるようになった社長や、お父様が病気で倒れられてしまったために、急遽社長を継いだ後継者などです。

 

やはり企業は生き物で、少し期間を空けただけで、大きく様変わりするものだと痛感しました。

 

特に鮮烈だったのは、お父様が投機で失敗し、その責任を負って自己破産をしそうになった後継社長でした。

 

創業者であるお父様は、「会社を大きくすることが我が使命」といったところがあり、10を超える店舗展開や中国事業への進出など、とにかく拡大志向が強い方だったようです。

 

しかし、うまく行っている内はいいのですが、そのうち既存事業の拡大に陰りが見え始めると、家族や社員さんたちの制止を押し切って、客観的に見たら博打とも思える事業に手を出し、苦境に立たされたのだとか。

 

既に社長の座は継いでいたものの、「父親の暴走を止めることはできなかった」とのこと。明るく話す彼からは、そんな苦境に立たされていたなどまったく感じられませんでしたが、生き地獄のような感覚をもっていたのだろうと思います。

 

一方で、そのような状況の中で相談がなかったことに、少し寂しさを感じました。そのことを伝えると、「それさえも思い出せないくらいでした」とのこと。人間とは、そういうものかもしれません。しかしみなさんは、何かあったら直ぐに連絡をください。

 

閑話休題。自己破産をしようとする父親を何とか思い留まらせ、個人財産のほとんどを売り払い、中国事業からの撤退と店舗の縮小などの経営効率化を図り、かつ彼が元々構想していた事業が功を奏して、何とか通常の経営を取り戻したのだとか。本当によかったと思います。

 

その後、事業承継の話となり、創業社長からの承継の難しさを語り合いました。その上で、「なんだかんだ言っても、継がせてもらえる会社を残してもらったことには、心から感謝しています」と明るく話す彼を頼もしく思うと共に、継ぐ者・譲る者が互いにそう思えることが、事業承継成功の秘訣であると、改めて感じました。

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    著者 亀井英孝

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