視点

  • 2019.01.07 Monday
  • 09:00

新年、明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。

 

さて、例年通り、日本経済新聞の今年のテーマが11日の1面に掲載されました。今回は年頭にあたり、今後の経営の指針の一助となるものとして、ご紹介させていただきたいと思います。今年のテーマは、次のようなものでした。

 

  「つながる100億の脳 〜知の探究 常識が通じぬ未来へ〜」

 

100億」という数字は、2050年の世界人口を意味します。その人間の脳と脳とが、会話などの言語情報を介さずに繋がるブレインネットワーキングが実現する時代がやってくる、それが「つながる100億の脳」の意味するところです。

 

またそれ以外の分野でも、大きな進化が紹介されています。これまでも、たとえばインターネットが1989年から商用化されはじめ、AIが97年にはチェスの世界王者を破り、2015年には囲碁でプロ棋士を破るなどの進化を遂げています。さらに30年代にはチップを身体に埋め込みキャッシュレスで決済ができるようになり、40年代には遠隔ロボットがアバター(分身)として活躍し、50年代には人間の知性をAIが超える転換点を意味する『シンギュラリティ』を迎えるといいます。確かに「知の追究」が「(現在の)常識の通じない未来」を創り出し続けていくことは否定できないでしょう。

 

このような時代の変化についていくのは、私自身、あまり得意とするところではありませんが、過去の常識に縛られることなく、常に状況を冷静かつ先見的に把握する努力はし続けなければならないと感じています。

 

また、6面には「スケッチ2050〜わたしを待つ未来」という特集で、とても興味深い表現がされていました。

 

2050年は古代ローマと似ている。ローマ帝国では奴隷が労働を担い、特権階級は余暇を楽しんだ。労働なき時代、人は何に価値を見出すのか?」

 

これはとても興味深いテーマです。一方で、2013年にAIの進化でなくなる職種を発表したイギリス・オックスフォード大学のマイケル・オズボーン准教授は

 

「意思決定や判断、創造性に関わる仕事は、AIに置き換えにくい。人と人とのやり取りに価値を見出す。技術だけでは代替できない要素は多い」

 

と述べられています。まさに「人にしかできない仕事に集約されていく」といえるのでしょう。

 

そして、フランスの経済学者であるジャック・アタリ氏は、

 

「自分の利益よりも他人の利益を優先する利他主義がこれからの国際的な動きになるだろう」

 

とコメントされています。これも実に興味深い視点です。

 

私自身も、これからの時代は、

 

  『人にしかもたらすことができない価値』

 

がより一層重要になると共に、その創出の方向性は

 

  『自利利他の精神にある』

 

と感じています。今後10年、20年先の経営を考える視点にしていただければと思います。

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    著者 亀井英孝

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