工夫

  • 2019.02.18 Monday
  • 09:00

先日お会いした社長様から、「採用ができなくなってきて、社員に厳しく言えなくなってしまった」と、溜息交じりの悩みをお聴きしました。多くの経営者や管理者の方々に共通するものではないかと思います。

 

お話をする中で私は、「言えなくなってしまったならば、言わなくてもいい状態を作る工夫をなさってはいかがですか?」とご提案しました。

 

その上で、「言いたくても言えない」内容をお聴きしたところ、具体的にひとつの事例を挙げていただきました。それは、お客様との商談内容を翌日までに報告書として提出するルールが守られていないことでした。

 

報告書の作成・提出は、直接売上に繋がる業務ではありませんから、どうしても後回しにされる傾向にあるのだそうです。しかし以前はそのような姿勢を許すことができず、ことあるごとに厳しく指導・叱責されていたとのこと。

 

しかし、期待する採用ができない日々が続く中で、「厳しくして辞められたらどうしよう」との思いが沸々と湧いてきて、気付いてみたら「以前のように言えなくなってしまった自分がいた」のだそうです。

 

そのお悩み対して私は、次のようなご提案をしました。

 

・毎月月初に、

・報告者自身で

・「報告書提出必要件数」「当日提出件数」「翌日提出件数」「ルール違反件数」を、

・誰もが見ることができる場所に掲示する

 

このご提案内容は、私が実際に行っていることなのですが、とても有効です。「誰もが見ることができる場所」ということは、掲示していない人が誰かは誰から見ても明確ですから、結果として抑止力が働きます。また、「ルール違反をしていることをみんなに知られる」ことは、誰もがよしとはしないものですから、「ルールを守ろう」という意思と意欲が芽生えるものなのです。

 

そして、「何で掲示しないんだ!」と言う必要はありません。毎月1回、「掲示を忘れないでね」と言い続けるだけで大丈夫です。会社の組織風土にもよりますが、私の感覚では、半年もあれば全員掲示するようになり、その後、「ルール違反件数」はゼロになるものです。騙されたと思って、やってみてください。

 

これはほんの一例に過ぎませんが、「言わなくても、自然と期待する状態を実現できるようにする」工夫をすることは、とても大事なことだとおもいます。

 

そしてこれを追求していくと、“ストレスフリー”な「社員さんに期待すること」が増えてくるものだと思います。

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    著者 亀井英孝

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