後継

  • 2019.03.11 Monday
  • 09:00

先週、岡崎商工会議所様主催の「ひとづくり塾」で修了式が行われました。経営者、リーダーシップ、マーケティング、マネジメント、人事、生産性などのあるべき姿を9か月間に亘って学んでいただいた総仕上げです。

 

修了式では毎回、これまで学んでいただいたことを今後にどう活かすかを宣言する『決意表明』をしていただくのですが、その中で「社長になります!」と力強く宣言された方がいらっしゃいました。

 

彼は、親族でもなく、まだ役職もない、入社12年目の中途社員です。ひとづくり塾に参加させるほどですから、会社からはそれなりの期待はされていたのでしょうが、派遣しようと思われたときには、そこまでの期待はされていなかったのだろうと思います。

 

彼は開講以来、現場に対して無関心に映る社長と専務に対して、「俺がこんなにやっているのに!」といったような不満を抱えていたようでした。そして、「ひとづくり塾」で「経営者とはどうあるべきか?」「経営とは何か?」などを学ぶ中で、より一層、経営陣に対する不満を高めていったようです。

 

しかし、最終講を迎えるにあたって、「ひとづくり塾」で学んだこと、そして学んだことを実践してきたことを振り返る中で、企業経営の大変さ、難しさを改めて身に染みはじめ、それを担っている経営陣の、自分では計り知れない苦労というものを慮り、ただただ文句を言っていただけの自分を深く反省したのだそうです。そして、その状況を打開するためには「自分が経営者になるしかない!」と思い至ったとのこと。そういう思考には、なかなかなるものではありませんね。

 

さらに彼の偉いところは、「社長になる」宣言をした後に、「俺を育ててください」と加えたところです。宣言を受けた社長と専務は面食らったそうですが、その後は、まさに「経営者として育てる」意識での接し方に大変革されたとのこと。お二人とも、心のどこかで期待されていたのかもしれません。

 

この事例で大切なことは2つあります。一つは、「自ら社長になることを決意した」ことです。やはり、心を定めた人間は強い。

 

もう一つは、「素直に学ぼうとする心をもった」ことです。それまでの彼であれば、自分自身で力をつけた上で経営陣の足りないところをあげつらい、強引に譲らせようと画策していたかもしれません。

 

しかし、「経営とはいかなるものか?」「経営者のあるべき姿」などを学んだ結果、自分に足りないものを素直に認め、学ぼうとする姿勢が醸成された。それが一番大事なことだと思います。

 

これから会社を継ぐ立場にある人には、この事例から、後継者としてのあるべき姿勢を学んでいただきたいと思います。

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    著者 亀井英孝

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