困難

  • 2020.01.14 Tuesday
  • 09:00

先日、愛知県が発表した「自動車業界の変化の影響等に関する動向調査」に関する報告書を拝見しました。https://www.pref.aichi.jp/soshiki/sangyoshinko/ankeito1901.html

 

調査の目的は、CASE(※1)やMaaS(※2)といった自動車業界の大きな変化が、自動車産業の一大集積地である愛知県内の関連企業に与える影響や、当該企業の考え方やニーズを把握することにあるそうです。

 

※1「CASE」:C(コネクティビティ=接続性)+A(オートノマス=自動運転)

+S(シェアード=共有)+E(エレクトリック=電動化)

※2「MaaS」:モビリティ・アズ・ア・サービス。自動車などの移動手段を、必要な

時だけ料金を払ってサービスとして利用すること。

 

県内企業597社から回答があったその調査結果は、とても興味深いものでした。

 

まず、「自社の概況について」の項目の内、「自社独自技術の有無」について、全体の41.2%、4人以下の零細企業でも24.3%が「あり」と答えています。これには正直驚きました。と同時に、この点に日本の企業の強さがあるのだろうと感じました。

 

一方で、「想定される自社への影響」において、「悪影響を受ける」14.2%、「分からない」41.5%(いずれもCASEとMaaSの5項目の平均値)としているにも関わらず、「対応して実施している取組」については、実に51.1%の企業が「何も行っていない」と回答している点において、大いに危機感を覚えました。

 

さらには、「現在取り組んでいる新規事業」においても、「必要性は感じるが取り組んでいない」が23.8%と、CASEやMaaSといった未だ実感のないものへの対応のみならず、企業が常に取り組んでいかなければならない項目に対しても、「何も行われていない」実態に、少々暗い気持ちになりました。

 

「今後10〜15年間の事業の見通し」において、「事業規模の縮小」12.6%、「事業の譲渡」5.1%、「休業または廃業」1.9%、合計19.6%という結果から、そのような企業の末路はこういうものかも知れないと感じました。

 

「新規事業を行っていない理由」として「取り組むテーマがわからない」「開発できる人材がいない」「開発する時間がない」「開発する資金がない」「開発の進め方がわからない」などが挙げられています。

 

しかし、「テーマや進め方が分からなければ聴けばいい」「人材がいなければ採用ないしは育てればいい」「時間がなければ作ればいい」「資金がなければ借りればいい」のです。

 

ぜひこのコラムをお読みの皆さんは、そのような「できない理由」に対して、「ならばどうしたら可能になるか!」を真剣に考え、あらゆる困難にも立ち向かっていける経営体質を作り上げていっていただきたいと思います。

 

困難は千年経営の道への登竜門です。

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    著者 亀井英孝

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