創業

  • 2020.04.27 Monday
  • 09:00

本日は、少し前に開催した後継者会で出たお話しをご紹介させていただこうと思います。

 

ある参加者が、アメリカへの進出・展開に取り組まれています。昨年5月から現地法人の代表となり、意思決定のすべてを一任されているとのこと。

 

ところが、コロナ禍により計画が大きく狂ってしまった。売上が立たない中で、家賃や人件費は否応なく出ていく。資金繰りがどんどん悪化していく。いろいろと手を打たなければいけないが、かといって妙手があるわけではない。そんな日々の中で、順調だったころは感じていなかった「決めること」に対する“ストレス”を感じ始めたのだとか。

 

「決めること」に対する“ストレス”を感じること、これは後継者にとってとても貴重な体験だと思います。決められない社長に文句を言っていれば済んでしまう後継者には滅多に味わうことができない、とても有難いシチュエーションなのです。

 

それに、後継者の場合は命までは取られるわけではありません。経営者の場合は、連帯保証人としての責任と心労から命を落とされることもある。ここに経営者と後継者の本質的な違いがあります。彼には大いに“ストレス”を楽しんでもらいたいと思います。

 

世に、『後継創業者』と言われる人がいます。要するに、後継者でありながら、創業者のような風格を持っていらっしゃる方です。彼らに共通しているのは、創業者や先代たちが創り上げてきてくださったものを守り、育てていくだけではなく、自らの意思と意欲で新たな“業”を立ち上げてきた、という点にあります。そしてその新規事業が単に「新しいことに取り組んだ」程度のものではなく、全社的な事業の柱にまで育てられてきたことが重要です。まさに「新しい事業を創った人」なのです。

 

仮に、事業の柱にまでは育てることはできなかったとしても、そのような取り組みをしていくことそのものが重要です。

 

今回のコロナ禍は、どうも「収まったら元に戻る」ようには思えません。それがどのようなものなのか、今ははっきりとは見えていませんが、全く新しい世界が待っているような気がしてならないのです。

 

この閉塞感に満ち満ちた今、ぜひいろいろなアイディアを具現化する時間をお持ちいただきたいと思います。その一つの方向性が新規事業であり、それが後継者育成にも活かせることができるようであれば、とても素晴らしいことです。

 

後継者の方には、このような時期だからこそ新規事業にチャレンジされることをおすすめ致します。命までは取られませんから。

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    著者 亀井英孝

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