愚痴

  • 2020.05.11 Monday
  • 09:00

今週も、先日の後継者会でのお話をひとつ。今回の相談は、「社長に対する愚痴や批判を口汚く言ってくる社員がいるが、どう対処したらよいか?」という内容でした。

 

その社員は、仕事はできるそうなのですが、そのような言動によって周りに悪い影響を与えてしまっているのだとか。「後継者の立場として社長のフォローをすべきだとはわかっているが、そうすると今後何も言ってくれなくなってしまうのではないか」と危惧されているのだそうです。

 

みなさんが同じ立場なら、どうされますか?

 

この相談に対して、オブザーバーで参加していた現社長のHさんが、次のような話をしてくれました。

 

「私も同じ経験がある。どちらかというと私は不満を持つ勢力と一緒になって社長と闘っていた。ただ結論から言うと、不満で繋がっていた社員は全員辞めた。一方で、目先の問題だけではなく、一緒になって未来の話をしていた社員は幹部になった。」

 

これがこの問題の本質ではないかと思います。

 

私は基本的に「嫌なら辞めればいい」と思ってます。会社が社員の首を切ることはなかなかできませんが、社員は辞表一枚で辞められるという最大の権利を持っているのですから・・・

 

ただし、話しはじっくりと聴きます。彼の心を癒すためでも媚へつらうためでもなく、彼の不平・不満、愚痴・ボヤキ、要求・要望の中に、会社をよくするためのヒントが隠れているかもしれないからです。

 

ここはクレーム対応と同じなのですが、まずはしっかりと聴き切ることが大切です。その内容を棚卸して、今後の経営に活かせるもの、彼の見方に誤認があるもの、彼自身に変わってもらわなければならないことを整理し、その内容をきちんと伝えた上で、最後に「いろいろ教えてくれてありがとう」で締める。ここまでやって同じことを繰り返すようなら、辞めてもらえばいい、そう思うのです。

 

愚痴や批判レベルの話では社長に話すのは気が引けるでしょうが、ここまでやっておけば、自分の中に留めておく必要もないでしょう。

 

社長に対しては、「こんな話が出たので、こう対処しておきました」で良いでしょう。「すべてを報告している」という参加者の中に「内容によっては社長の解釈を知ることもできる」との話がありましたが、その通りだと思います。そこにまた、大きな学びや気付きがあるものなのです。

 

もしかすると「社長に言えない」のは、自分自身が同じように思っているからかもしれません。それこそ大問題との認識が必要ですね。

 

一方で、声のでかい人間というものは、善い方向に向けば力強い味方になることもあるものです。ぜひ、「徹底して耳を傾ける」姿勢で、強力なパートナーを見出していっていただければと思います。

  • 0
    • -
    • -
    • -
    • -

    calendar

    S M T W T F S
          1
    2345678
    9101112131415
    16171819202122
    23242526272829
    3031     
    << August 2020 >>

    著者 亀井英孝

    profilephoto

    行事日程

    アクセスカウンタ

    selected entries

    archives

    links

    profile

    search this site.

    others

    mobile

    qrcode

    powered

    無料ブログ作成サービス JUGEM