生存

  • 2020.06.08 Monday
  • 09:00

先週に引き続き、後継者会でお話しした内容の中から、今回は「売上がゼロになったらどれだけ生き延びることができるか?」について考えてみたいと思います。今週も、直近の試算表をお手元にご用意ください。

 

まず、次の勘定科目の残高を確かめてください。

 □現預金 □受取手形 □売掛金 □換金可能なその他流動資産(棚卸資産を除く)

 ■支払手形 ■買掛金 ■短期的に返済が必要なその他流動負債

 

□の合計額から■の合計額を差し引いた金額が、売上高がゼロになった上で経営を継続していく中で手元に残る資金残高( 砲箸いΔ海箸砲覆蠅泙后

 

次に、売上高がゼロになってもお金が出ていく月々の固定費の額と、借入金などの毎月返済額を合算した金額を明らかにします。これが毎月の現金減少額(◆砲任后

 

最後に、,鬮△燃笋辰討澆討ださい。算出された数字が「売上がゼロになったときに、何か月生き延びることができるか?」その月数を表します。

 

気を付けていただきたいのは、□に算入されている金額の中に、「回収不能な債権」が含まれていないか?ということです。特に売掛金や貸付金などは要注意です。これを機に、精査してみてください。

 

さて、この月数は「何も策を講じなかったら・・・」の場合です。次に「できる限りの金策を図ったら・・・」を考えてみましょう。,龍盂曚法⊆,僚臠屬鵬短擦靴萄瞳彁擦靴討澆討ださい。

 

まず、「借りるだけ借り増ししたら」を考えてみてください。ただし、借りるのは金融機関からのみで、かつ他人の連帯保証を付けることなく借りることができるものに限ります。なんだかんだいっても金融機関の目は確かです。「〇〇万円までです」と言われたら、それが今の会社の実力であり、金融機関の適正な評価と考えていいでしょう。

 

次に、「不要不急な資産を処分したら」を考えましょう。ただし、今は不要でも、直ぐに必要になったり、再購入が難しいものは、安易に処分することはできません。不要不急度で3段階くらいにランク分けして考えるとよいでしょう。

 

次に、「個人資金を投入したら」を考えます。

 

個人資産の処分については、リーマンショックの時、ある方からお聴きしたお話をご紹介したいと思います。仮にAさんとしておきましょう。Aさんは知人から「お金を貸して欲しい」と頼まれた。それに対して「ご自宅は処分されたのですか?」と尋ねられた。「いいえ」の答えを聴いたAさんは、「自分の財産も処分しないで人さまの金を当てにするようでは経営者失格。そんな心掛けでうまく行くはずがない。お金は貸してあげるから、まず自宅を処分してからいらっしゃい」とお伝えになったのだとか。

 

結果、その知人はお金を借りに来られることはなかった。その後、自宅を売ることもなくV字回復を遂げられたその方は、感謝の言葉を伝えに再びAさんの元に来られたのだそうです。いたく感動したことを思い出しました。

 

最後に、「返済をストップすることはできないか」を考えます。人さまに借りたお金を返すのは人として当たり前のこと。それがどうしてもできないというならば、あらゆる手段を講じた後でなければなりません。だから「最後に」なのです。何事も、順番を間違えてはいけません。

 

もちろん、すべて実行に移す必要はありませんが、もしそのような状況になったらどのような手段を講じることができるかを考えておかれることは大事なことだと思います。これを機に、一度検討されることをおすすめします。

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    著者 亀井英孝

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