戦略

  • 2020.08.24 Monday
  • 09:00

先日、ある地方都市の税理士先生とオンライン面談をしました。コロナの罹患者がまだ2名しかいらっしゃらないということもあって域外への出入りは憚られ、「まるで厳戒令が敷かれているような感じ」なのだとか。

 

そんな中、主産業のうちの観光業は壊滅状態で、「今はただひっそりとしているしかない」。一方で、もう一つの主産業の水産業は明暗を分けているとのこと。

 

これまで飲食業向けの出荷がほとんどだった会社は8割減、直販やスーパー・小売店向けの会社は2割増し、通信販売を行っている会社は2〜3倍にもなっているところもある。

 

この話を聴いて思い出したのがマクドナルドで、同業他社が落ち込みを余儀なくされている中で堅調な業績をキープしている理由も、店内飲食以外に持ち帰りやドライブスルー、そして宅配と、複数の販売方法をもっていることにあると言われています。

 

これまで、販売先や商品についてはあまり偏りをもたない方がよいという話はしてきましたが、販売方法についても複数ルートを持つことが大切であることをひしひしと感じます。

 

優れた起業家に共通する意思決定プロセスや思考を体系化した「エフェクチュエーション」という理論の中に、「レモネードの原則」というものがあります。「人生が酸っぱいレモンを与えるならレモネードを作れ」といった発想で、既に手にしている手段に対する新たな目的を見出し、革新的な事業や市場を創造することを意味します。

 

たとえば飲食業ならば、これまで店内飲食のみであった店がテイクアウトや宅配を始めた、という話はよく聴きます。また、オンライン料理教室を始めた、などという話も耳にします。他にも考えれば、「ご自宅へ伺って温かい料理をその場でお作りします」であったり、「後は煮る・焼く・盛り付けるだけ」の状態でのお届けも考えられるかもしれません。

 

もっているモノは変わらなくても“打つ手は無限大”。やれることを徹底的に考え尽くし、その中で最適な答えを見つけていく、まさに今必要な思考法なのだと思います。

 

先の「レモネードの原則」の前提となるものに、「手中の鳥」という視点があります。

 

□私は誰か(独自の選好・能力・特徴・アイデンティティは何か)?

□何を知っているか(意思決定に活用され得る知識はないか)?

□誰を知っているか(アプローチ可能な社会的ネットワークはないか)?

 

など、既に手にしているものを考えろ、という意味です。

 

今からゼロベースで考える前に、まず手にしているモノから考える。ぜひみなさんもこれを機に、このような考え方でご自身のビジネスを見直してみてはいかがでしょうか。

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    著者 亀井英孝

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