承継

  • 2020.08.31 Monday
  • 08:45

先日、安倍首相が辞任表明をされ、にわかに後継者問題が騒ぎの的となっています。その話題に触れるたび、事業承継対策の大切さを痛感させられます。

 

やはり一番思いを致すのは、後継者を決めておくことの大切さです。

 

特に、すべての意思決定が経営者に集中する中堅・中小企業では、空白期間は大混乱を招くことは自明の理ですから、何よりも大切なことです。

 

この責務は、人の命は自ら差配できるものではありませんから、現経営者がどんなに若くても逃れることができません。

 

最終的には誰に譲りたいのか、その者が残念ながらふさわしい年齢に至っていない場合は誰に中継ぎをしてもらいたいのかを明確にしておかなければならないのです。

 

ご自身が創業者である場合は、なかなか考えることが難しいかも知れませんが、「そういうものなんだ」と肚に決め、実践してみてください。ご自身が後継者であるならば、譲ってもらった大切なものをきちんと引き継ぐことは、絶対に果たすべき役割との認識が必要です。

 

第二に、守り伝えていってもらいたいことを明確にしておくことです。

 

ただし、事業そのものは、時代の変遷によって変えていかなければならないことですから、ここでいう守りつたえていってもらいたいこととは、“思い”や“信条”などに関わることです。

 

このような内容を、次代を見据えて明確にしていくことは、結果としてご自身の経営にとっても大切なことです。「自分の経営のために」と考えると、どうしてもいい加減になってしまうところがあります。しかし継いでもらう者を想定しながら考えると、じっくりと、しっかりと考えることができるものです。

 

廃業を決めていた経営者が、後を継いでくれる者が現れた途端、事業意欲に目覚め、新たな革新をし始める、という事例は枚挙に暇がありません。それほど後継者の存在は、現経営者にとって希望であり、いのちの源泉と言っても過言ではないものです。

 

その後継者に何を継いでいって欲しいかを考えるとき、はじめて本当の“思い”や“信条”を明確にできるものなのです。

 

数年ぶりに訪れた政治の世界での後継問題に触れ、ご自身の後継に憂いはないか、また明るい事業承継に向けて、改めて考えていただく機会にしていただければと思います。

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    著者 亀井英孝

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